ゴミ出し前夜戦争
「5時から8時まで出せばいいなら8時に出せばよくない?」
「なんでそんなギリを攻めるんだよ。起きてんならさっさと出すだけだろ」
ゴミの袋を縛りながら千空が答える。
「じゃあマンションのゴミ捨て場って、蓋付きのボックスなんだからいまから出しておくとか…」
「テメー相変わらずだな。あれほど金狼にルールはルールだ、って言われてもまだそれか」
「だめ??」
「管理は管理会社がやってるとはいえ、一応『俺のマンション』だぞ。オーナー自らルール外選択するとか、治外法権もいいとこだろ」
「そっかー、責任ある立場って大変だね」
「…………テメーもその立場なんだよ、石神サンよう」
「……そっ、そうだったね!」
「…なんでそこで照れんだよ」
「……いやっ、ほら!うん!!」
「はーーー、話を戻すぞ。何時にゴミ出すんだ」
「し、7時…」
「合格」
「起きれなかったらどうするの?」
「叩き起こす」
「えぇ…」